今年も残りわずかとなりました。急に寒さが厳しくなり大人は、なかなか対応ができませんが、子どもは季節関係なく、元気に遊んでいます。子ども達には寒さも関係ないようです。外出の後は手洗い・うがい・消毒をしっかりして、健康につとめましょう。
幼児期は自我の芽生えもあり、食の悩みが多く現れる時期です。「偏食」「むら食い」「遊び食い」「時間がかかる」などは、ほとんどの子どもに起こることです。子どもの心身の発達を理解したうえで、あまり無理をせず、ゆったりとした気持ちで向き合うことが大事です。 ★☆★ よくある悩み ★☆★ 1、好き嫌いが多い 子どもは本能で味を選り好みしています。エネルギーになる甘味、アミノ酸を含むうま味は、誰もが好みます。逆に酸味・苦みを子どもは本能的に嫌がります。すべての味を受け入れるためには、幼児期からの食事経験を積み重ねる事が必要です。 2、口から出してしまう レタス等の薄い食材、弾力がある食材はうまく噛むことができず口から出してしまう事があります。子どもの発達段階に合わせて、無理なく食べられるように調理を工夫しましょう 3、同じものしか食べない 新しいものに対して恐れや不安を感じる心理的傾向があります。特に低年齢児では、離乳食で食べていたものでも、忘れて怖がる事があります。子どもが嫌がると、つい遠ざけてしまいがちですが、たとえ食べなくても、見えるところに置くことを心がけましょう。お友達や大人が食べる姿を見る事で不安な気持ちが和らぎ、挑戦する意欲がわきます。
★☆★ 食事支援のコツ ★☆★ ■触れる機会を増やす 食べなくても目にする回数が多ければ多い方が好感度はアップします。触れる機会を増やして抵抗感を減らし、嗜好性を高めましょう。 ■食事のリズムをつくる 子どもが小食だったり、食事に時間がかかる時には、食事に直接関係があることが気になりがちですが、生活をトータルで見ると、悩みの解消につながることがあります。 食事は、毎食おおよそ決まった時間に食べられるように準備し、「体を動かして遊ぶ→トイレ→手洗い→食卓に座る→エプロンをつける」といった流れを大切して、食事は20~30分ぐらいで終えられると良いでしょう。